秋のワイナリー巡り!「登美の丘ワイナリー」と「勝沼醸造所」を見学!

出典:http://www.suntory.co.jp/

秋になりました!ワイナリー巡りが楽しい季節ですね。9月の始めに山梨県のワイナリーを2件訪問しました。

山梨県は日本のワインの発祥の地であり、日本国内の約3割のワインを山梨県で生産されています。中でも、山梨県特産の甲州種ブドウで造られた白ワインは、和食に合う味わいが特徴で、海外でも注目を集めており、世界市場で大きく躍進しています。

今回は、日本を代表する「登美の丘ワイナリー」と「勝沼醸造所」を訪れたのでご紹介します。また、最後には、「甲州」に合うレシピもあるので、ぜひこの機会に挑戦してみて下さい。

サントリー 登美の丘ワイナリー


1909年に開園されたサントリー社のワイナリーです。甲府盆地を望む風光明媚な丘にあり、標高が高いことで気温差が大きく、ブドウは糖度が高くなります。、登美の丘地区は南向きの斜面から特に日照時間が長いため、ブドウの生育に適しているそうです。

ブドウ作りは、まず土地を選ぶことが大切なのだと実感しました。また、ブドウの育て方にも工夫が見られました。

日本では棚仕立てが多く見られますが、それと併用し、風の強い場所では垣根仕立て(ヨーロッパ式)が取り入れられていました。あえて雑草を取りすぎず、自然と共存させることで強いブドウの木に育てるそうです。

甲州やマスカットベーリーAといった日本固有品種の他にも、メルロやカベルネソーヴィ二ヨン、シャルドネなど、国際品種も栽培されていました。

ワイン用の食べても美味しく糖度も高いということを知りました。ワイン用のブドウは生食用ブドウよりも「高い糖分」が要求されるため、 糖度にして20度を超える糖分です。ちなみに生食用のブドウの糖度は13程度なので、ワイン用のブドウがいかに甘いかが分かると思います。粒が小さい品種が向いているのは種と皮の割合が高い方が濃厚なワインができるからなのですね。

発酵の様子や樽熟成の倉庫も見学しました。洞窟の中にあるセラーには古いワインが休んでいます。同じ歳のワインにも出会う事が出来ました。

勝沼醸造所


ワイン産業発祥の地である勝沼(山梨県甲府市)には、数多くのワイナリーが点在していますが、今回訪れたのは、勝沼の代表とも言うべきワイナリー勝沼醸造所。固有品種「甲州」を使用したワインには様々なスタイルのものがあり、和食とのマリアージュにも拘りを持っている、世界でも高い評価を得ているワイナリーです。

今回申し込んだ「ワイナリーツアー」では、オーナー自ら、ブドウ畑やワインセラーを案内していただきました。「日本の気候風土に寄りそう「日本酒」とも言えるワインを造りたい」と話していたオーナー。また、和食とのマリアージュを日々探求し、世界に通じるワイン造りを国内に広めていきたいともおっしゃってました。

オーナーが丁寧に案内していただき、日本ワイン、そしてワイン造りに対する熱い思いを感じることができました。また、最後にテイスティングした甲州ワインの中から、お薦めの1本ご紹介します。

アルガブランカ クラレーザ
品種:甲州
産地:山梨県甲州市
タイプ:白・辛口

シュールリー製法(ぶどうの澱とともに熟成させる)を用いた辛口ワインで、和の素材とも相性が良いのが特徴です。

香りは青りんごや柑橘系。樽は使っていなのでブドウの香り、味をダイレクトに感じられます。すっきりした中にもブドウの旨みが厚い、高級感あふれる国産のワイン。甲州はすっきりしているために、時には「薄い」といわれることもありますが、製法によってここまで品種の個性を大切にしたワインになるのですね。日本を代表する甲州ブドウの可能性を感じました。

アルガブランカ クラレーザ に合わせるレシピを考えてみました。やはり四季の素材を使いたかったので、秋に美味しい茄子を蒸して洋風に!

蒸し茄子とミントのサラダ マスタードドレッシング


【材料】(2人分)
茄子 4本
マスタード 小さじ1/2
白ワインビネガー 大さじ1
塩 ひとつまみ
オリーブ油 大さじ3
ミントの葉 20枚位(飾り用に2~3枚取り分ける)

【作り方】
【1】茄子はヘタを取り、皮に切れ目を入れて蒸し、皮をむいて縦に4等分する。







【2】マスタードをボウルに入れ、白ワインビネガーと塩を加えて混ぜる。オリーブ油を加えてよく混ぜてとろりとさせる。








【3】ミントの葉と、【2】の茄子を温かいうちに加えて和えて冷ます。








【4】器に盛り付け、ミントの葉を添える。









冷蔵庫で冷たく冷やしても美味しいです。

ミントやマスタードのドレッシングで仕上げることで、淡白な素材と思われがちの茄子の新しい顔に出会えますよ。

まとめ


ワイナリーを見学して、ワインが手間をかけて愛情を持って育てられたブドウから、大切に作られていることを実感しました。これは世界中のワイナリーでも同じこと。良い消費者、良い伝え手になりたいと改めて思いました。

ワインを通して世界の文化に触れ、ワインの魅力、奥深さ、ワインを生活に取り入れることの楽しさをお届けできるように頑張りたいです。

ホームページ
料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

おすすめの記事

もうワイン選びで失敗しない!良いワインショップ選びのポイントとは?

家でワインを楽しむワイン好きな皆さんは、いつもどこで購入していますか?ワインは重いのでネット通販を利用される方も多いでしょう。しかし、ワイン初心者にとってネット上でワインを選ぶのはなかなかハードルが高いかもしれません。そもそも、実店舗でも通販サイトでも、どのショップで買い物をしたらよいのかということから悩んでしまいます。 そこで今日は、ワイン選びで失敗しないためにも、良いワインショップを見分けるポイントをお伝えしたいと思います。

イタリアワインの格付け「DOCGとDOC」の違いとは?

イタリアワインのラベルやキャップシールに「DOCG」「DOC」という文言を見たことがありますか?この言葉はいったい何を意味しているのでしょうか。 今回はイタリアワインの格付け「DOCG」、「DOC」についてご紹介いたします。 ヨーロッパのワインには品質分類がある イタリアを含む、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国にはワインを品質で分類したヒエラルキーがあり、どの国も大枠は同じようなものになっています。 簡単にいうと、上の分類になればなるほど、厳しい法律が定められていて格が高くなる、またその見返りとして土地の名前を名乗ることが認められているというものです。フランスの最上級の等級はAOC(Appellation d'Origine Contrôlée)と呼ばれており、それと同じ位置づけにあるイタリアの等級がDOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)なのです。

ワイングラスでの乾杯で、音を立てるのはマナー違反?

ビールジョッキでは豪勢を音を立てても良いけれど、ワイングラスで乾杯するときは決してグラス同士をぶつけてはいけない──日本では、それがマナーとして認識されています。 しかしながら、創業250年の歴史を誇る老舗ワインブランド・リーデルは、2011年に「乾杯でグラスをぶつけるのはルール違反ではない」と正式に表明しています。 ただし、繊細な縁同士をぶつけては割れてしまう可能性があるため、正式な乾杯方法は傾けたワイングラスの腹同士をぶつけるのだそうです。 リーデル家10代目当主であるマキシミリアン・リーデル氏も「ワインは色や香り、味わいだけでなく、音も含めて五感で楽しんでくださいね」(参考ページより引用)と発言しており、正しい乾杯方法や奏でられる音色も動画にて確認することができますよ。

関連コラム

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。 Copyright © 家ワイン All Rights Reseved.