爽やかな酸味と程良い甘みがワインと合う。炊き込みオレンジジュースご飯

1年中で最もお米が美味しいと実感する季節です。

皆さんはお米生活を満喫していますか?材料を炊飯器に入れてスイッチポンのお手軽さも嬉しい日本の秋。今回はちょっと変わり種、オレンジジュースで炊いちゃうおつまみご飯をご紹介します。

「え?オレンジジュースで炊くの?」そうなんです、果汁100%のオレンジジュースです。

炊飯器から甘~い香りが漂ってきて、ちょっとドキドキさせちゃうかもしれませんが、ちゃんと美味しく炊けますのでご安心を。

爽やかな酸味とほどよい甘み、ベーコンの塩味がキュッと引き締めて、斬新なのに懐かしさを感じさせる心和む味わい。甘酸っぱいご飯、そうか、ちょっとフルーティーな酢飯の感覚かな。香ばしいアーモンドのカリッと食感がまた絶妙で、ワインのお供にピッタリ。

合せたワインはとびきりキュートなロゼ。一瞬にしてパッと華やかにしてくれる美しさと可憐な香り、幅広い料理を受け入れてくれる飲み口。ここ数年でロゼにぐいぐい魅了されている、私の一番のお気に入りです。

オレンジジュースご飯に合せるとフルーティーな香りが重なり、より上品なお料理にグググっと格上げしてくれますよ。

材料:1人分

[難易度]★☆☆

[調理時間]30分

米1カップ(180g)

ベーコン 50g

オレンジジュース 200cc(果汁100%の物)

コンソメ 小さじ1

粒マスタード 小さじ1

アーモンド 10g

作り方

【1】ベーコンを5mm角に。加熱すると小さくなるので、仕上げたい大きさよりちょっとだけ大きめにカットします。

【2】お米を洗ってザルにとり、水きりはさっと。ザルに入れて長時間放置すると、米粒が割れやすくなるのでご注意を。

【3】全ての材料を合わせ、調味料が偏らないように混ぜます。炊飯器にセットしてスイッチオン!炊き込みモードなどではなく、いつも通りの炊飯でOKです。

【4】炊きあがったら全体を混ぜて塩少々で調味。刻んだアーモンドを散らし、彩にパセリを散らして。お好みで粉チーズや粗挽き黒コショウをかけるのもオススメです。

合わせるワイン

Libalis Rose CASTILLO DE MAETIERRA(リバリス・ロゼ カスティーリョ・デ・マエティエラ)

[分類] ロゼ(辛口)

[生産] スペイン

[品種] モスカテル・グラーノ・ネヌード、シラー

ポップなエチケットが印象的なリバリス。色違いで白・赤・中甘口などもあり、ずらりとボトルを並べて楽しみたくなります。

グラスに注ぐとライチやダージリンのような甘くキュートな香りがふわーっと広がり、それだけでもう酔いしれてしまいそう!甘い香りとは裏腹に、味わいはドライ。優しい酸味と、しっかりほどよい厚みと複雑み、余韻が心地よいロゼ。

今回合せたのは米料理ですが、あわせたい料理が幅広いのも魅力。野菜やシーフードがメインのお料理との相性は文句なしだし、ライチのニュアンスがあるので中華にも。甘い脂とも好相性なので、グリーンアスパラガスのロールポークやチャーシュー、バターリッチなクロワッサンのハムチーズサンドもいいですね。休日のランチやホームパーティー、公園やお花見など屋外に持ち出すのも似合いそうです。

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埼玉県熊谷市出身。両親在住のスペインにてスペイン料理を学ぶ。専門はスペイン料理、ワインにあわせたマリアージュ提案。著書「フライパンひとつで作る絶品パエリア」「5分でできた!」シリーズ全7冊「2ステップレシピ」他。

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