はじめに
「世界中で愛されるシャンパン」...その理由をひとことでは語れませんが、ボトルの美しさ、グラスに注ぎたつ無数のきれいな泡、そして音、口に入れた時のふくよかさと爽快感、これらが飲む人を魅了するのかもしれません。
今回は、どんな銘柄のシャンパンがどんな場所で飲まれているのかご紹介していきます。
様々なイベント使用されるシャンパン
先日、ノーベル賞受賞者の発表がありましたね。この賞は、ダイナマイト発明者のアルフレッド・ノーベルの遺言に従って始まったとのことですが、毎年彼の命日12月10日にストックホルムにて授賞式と晩餐会が行われます。
昨年の晩餐会では、テタンジェ・ブリュット・レゼルブが振る舞われました。この晩餐会では、毎年シャンパンは変わりますので、今年の晩餐会では、どんなシャンパンが選ばれるのか気になります。
出典:http://bloguk.laurent-perrier.com/
上品な美しさでファンも多いイギリスのキャサリン妃。ウイリアム王子とのロイヤルウエディング前日の晩餐会では、ローランペリエ・ブリュット、そして、結婚披露宴では、ポル・ロジェ ブリュット レゼルヴがお祝いのシャンパンとなりました。どちらも、英国王室御用達のシャンパンです。
また、ポル・ロジェは、元英国首相のチャーチル氏がこよなく愛したことでも知られています。チャーチル氏が亡くなったのち、ポル・ロジェ社がチャーチルを偲んで造った特別なキュヴェがポル・ロジェ キュヴェ サー ウインストン チャーチル。イギリスとフランスのポル・ロジェ社は深い関わりがあるのですね。
出典:https://tomostyle.files.wordpress.com/
フランス コートダジュールのカンヌで毎年5月に開催されるカンヌ国際映画祭。こちらの公式シャンパーニュになっているのが、パイパー・エドシック ブリュット。
このシャンパンのエチケットは際立って華やかな赤色。まるでレッドカーペットに合わせているかのようですね...。マリリン・モンローが愛したことでも有名なシャンパンです。
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日本にも世界中からさまざまな国賓、公賓が来日されますが、宮中晩餐会でここ数年変わらず振る舞われているのが、ドン・ペリニヨンです。
各国とのつながりの大小に関わらず、最高のものでお迎えする...という日本ならではのおもてなしのようです。ちなみに、日本酒などではなくシャンパンを召しあがるのは、お出しする料理がフランス料理だからです。
出典:http://tattersallsclub.com.au/
シャンパンファイトと言えば、まず思い浮かぶのはF1です。
以前の公式シャンパーニュは、モエ・エ・シャンドンでしたが、2000年からは、GHマム コルドンルージュに変わっています。GHマムに変わってからすでに15年。今後、どのようなシャンパンが使われるのでしょうか。
出典:http://www.champagner-und-champagner.de
2009年のWBCで侍ジャパンが優勝したときのシャンパンファイト。その時に使われたのが、ランソン・ブラックラベル。
最後は、空の上の最高の贅沢をご紹介します。JALのファーストクラスでサーヴされているのはサロンです。
シャルドネのみを使ったブラン・ド・ブラン、そして出来の良い年にしか造られない最高級のシャンパン。そして、ANAのファーストクラスでは、クリュッグ グランド キュヴェ。こちらも至高のシャンパーニュです。
まとめ
いかがでしたか? ただのお酒という括り以上の価値を感じられるからこそ、様々な場面において、シャンパン は必要とされるのだと思います。 今回は有名な大手メゾンの銘柄ばかりでしたが、お好きなシャンパンはありましたか?