絶品!ハードタイプのチーズで作る「じゃがいものグラタン」

今回ご紹介するおつまみレシピは、じゃがいものグラタンです。

フランスのドフィーネ地方の郷土料理で、じゃがいもの薄切りとチーズを重ね、牛乳や生クリームをかけて焼き上げるシンプルな料理です。

チーズは栄養豊富な食べ物ですが、ビタミンと炭水化物は不足しているので、じゃがいもと合わせるのは理にかなった食べ方なんです。重ねるところまで用意しておくと、あとは焼くだけの簡単レシピ。

基本はコンテチーズで作りますが、エメンタール、パルミジャーノ等、冷蔵庫のチーズ数種類で作っても大丈夫。ピザ用のシュレッドチーズでも美味しくできますよ。寒くなる季節に気軽に作ってみてくださいね。

材料:2~3人分

じゃがいも 3個

チーズ 60g(ハード系を中心に)

牛乳 100ml

生クリーム 50ml

塩 適量

胡椒 適量

ナツメグ 適量

ガーリックパウダー 適量

バター 小さじ2

作り方

【1】チーズを細かくおろし、じゃがいもは皮をむいて薄くスライスする。

【2】薄くバターを塗ったグラタン皿にじゃがいもを広げ、塩、胡椒、ナツメグ、ガーリックパウダーをふりかける。

【3】さらにチーズをふりかけ、じゃがいもを重ねる。

【4】【2】、【3】を繰り返し、3段に重ねる。表面にはチーズのみふりかける。

【5】牛乳と生クリームを混ぜ合わせてかける。

【6】ラップをかけて700Wのレンジで6分加熱し、表面に残りのチーズをふりかけ、所々にバターをのせ、180℃のオーブンで20分焼く。(オーブントースターで焦げ目をつけてもよい。)

ポイント

レンジで火を通すのが時短のコツです。 じゃがいもはスライスした後洗わずに使えば切り口のでんぷんがとろみになり、ホワイトソースを作らなくてもグラタンができますよ。 ココットなどで小さく一人分づつ作ってもいいですね。

チーズのまめ知識

チーズには皮があるものとないものがある事を知っていますか? 皮のあるチーズは固さや状態が様々で、食べていいものか迷いますが、チーズの本場フランスでは皮は基本的に外して食べることが多いようです。

コンテやサレール、ミモレットなどには、微生物が堆積してできたモルジュと呼ばれる厚い皮があります。これらは害があるわけではありませんが、あまりおいしくないので基本的には食べません。

しかし、他のチーズに関しては、皮は食べても害はなく、むしろ皮の近くがいちばん美味しいので食べた方が良いでしょう。

白カビチーズは柔らかく、中身と一緒に食べられますし、ウォッシュタイプは皮に強い香りがありますが、気にならなければ一緒にカットして食べましょう。シェーブルに生えたカビや木炭の粉も問題なく食べられます。

まとめ

ハードタイプのパルミジャーノの皮は、チーズ自体が乾燥して固まった物です。食べられるギリギリまで削った後はスープや煮込み料理を作る時に鍋の中に入れて一緒に煮ましょう。いいダシが出るんです。

いずれにせよ、生産者が一生懸命作り、空輸されてきた貴重なチーズ。皮も無駄にせず大切にいただきたいものですね。

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料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

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