11月のワイン飯レシピは、東京・中目黒にお店を構える「NYU nakameguro」さんにお願いしました。"洋食バル"という新しいコンセプトのこちら、良質なワインを楽しみながらガッツリお食事もいただける、バルの軽食ではなんとなく物足りない…という食いしんぼうさんに嬉しいお店です。
お届けする白ワインは、ルーマニアのゲヴェルツトラミネール。はっきりとしたライチの香り、りんごのような爽やかな酸味と甘みがあり、軽やかな飲み口です。
そんな食前酒のような軽さのワインに合わせる料理なら、チーズくらいの重さがあってもいい。スープをすくって飲む感覚で食べてほしい、と言うのがシェフからのメッセージ。チーズを溶かしてそのままスープにしたようなこの一品、旨味の塊であることは想像に難くありません。
ワインラヴァーの皆さまですから、下仁田葱を見つけたら、鍋よりもまずこちらを試してみることをオススメします!
材料:2人分
カマンベールチーズ 1/4カット
下仁田葱 1本
小麦粉 7g
味噌 10g
生クリーム 100cc
バター 7g
パルメザンチーズ 15g
パセリ お好みで
作り方
【1】手鍋に弱火でバターを溶かし、小麦粉を入れて、粉感がなくなるまでなじませる。 ※ホワイトソースにダマを作らないために、バターは完全に溶かす。
【2】弱火のまま生クリーム、味噌を入れ、よく混ぜながら粘度が出てきたところで火を止める。
【3】【2】の粗熱をとりながら、その間に葱を焼き、ひとくちサイズにカットする。 ※葱は焦げ目がついてトロみが出てくる程度、中強火でじっくり焼く。
【4】グラタン皿に葱とカットしたカマンベールチーズを並べ、【2】をまわしかけ、その上にパルメザンチーズを振りかける。
【5】180℃のオーブンに【4】を入れ、10分加熱する。
【6】表面にきつね色がついたら出来上がり。お好みでパセリをかける。
いかがでしたか? カマンベールチーズって、売ってるそのまま、固形でしか食べたことありませんでした。こういう食べかたもできたんだ…と軽く衝撃です。ポテンシャル引き出しまくってます。
チーズトロッ、葱もトロッ、で幸せ指数が上がりっぱなし。ホワイトソースに少しだけ混ぜた味噌が、チーズの旨味をまろやかにし、味に深みも与えてくれていますね。 そしてまた、ワインとのバランス。少し甘みのあるワインですから、こういうトロッとしたテクスチャーの料理がベストマッチです。
いよいよ本格的な冬の気配を感じ始める季節、こんな組み合わせで温まるのはいかがですか?