ワインと同じぶどうが原料の「バルサミコ酢」を使いこなそう!

ワインと同じく、ブドウが原料のバルサミコ酢は、ツンとしない、まろやかさが特徴の万能調味料で和食との相性も良いんです。今回は、そんなバルサミコ酢について紹介します。

バルサミコ酢(=アチェート・バルサミコ)とは

アチェート・バルサミコとはイタリア語で「甘くてまろやかな味のする酢」という意味。煮詰めたぶどう果汁を発酵させ長時間熟成して作られるイタリア特産の酢です。木樽で熟成させることで甘みとコクが生まれ、芳醇な香りがします。

伝統的な製法で作られるバルサミコ酢は大変高価で、長いものでは50年以上熟成させた物なども売られています。

スーパーで見かける比較的安価なバルサミコ酢は、熟成期間が3年程度の短いものや、ワインビネガーにカラメルなどを添加して本来のバルサミコ酢の味に似せてあるものが大半ですが、それでも十分美味しいですし、躊躇せず料理にも使えて現実的ですね。

バルサミコ酢の使い方

醤油との相性がとても良いので、どんなお料理でも醤油を加えるタイミングでバルサミコ酢も少し加えると味わいにコクがでます。ステーキやハンバーグのソースとしてそのまま、もしくは肉を焼いた後のフライパンに、醤油とバルサミコ酢を入れて煮詰めるとプロ仕様の立派なソースになります。

焼き鳥やブリの照り焼きのタレに少量加えるのも美味しいですよ。

また、サラダやマリネのドレッシングとしてオリーブオイルと一緒に使用するのは皆さんもご存知かと思いますが、この場合に美味しく仕上げるコツは素材に塩・コショウをしっかりとすることです。そうすることで味がしまります。

おすすめ!ホワイト・バルサミコ酢

最近は白ワインのような色合いのホワイト・バルサミコ酢も見かけます。

こちらは、米酢の代わりとして使用できるので、さらに手軽です。甘みもあるので、酢の物などに使うととても上品な味に仕上がります。ピクルス液にも最適です。また、ソーダで割って飲んでも美味しいですよ。

まとめ

いかがでしかた? 私はほぼ毎晩ワインを飲みますので、自分が作る和食中心の簡単な家庭料理となんとかワインをマッチさせようとした結果、バルサミコ酢をフル活用することに行き着きました。

やはり原料が同じぶどうだからでしょうか、調味料としてバルサミコ酢を加えると、そのおかずがぐんとワインと合うようになるのです。みなさんも是非一度試してみて下さい。

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ワインコーディネーター/ワインライター。
フランス留学後、ワイン専門店勤務を経て、ワインコーディネーターに。
飲み頃や旬を大切にワインとチーズの魅力を伝えるサロン「Wine Salon d’Ourse」主宰。飲食店や食のイベントプロデュースの他、ライターとしてワインやチーズに関する情報も発信している。
J.S.A.ソムリエ / C.P.A.チーズプロフェッショナル

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