こんにちは。KITCHEN CLOWN五十嵐です。早いもので新酒の季節ですね。
新酒といえば、フランスのボジョレー・ヌーボーが11月の第3木曜日に解禁になるのは、あまりにも有名ですが、新酒の解禁は各国で異なります。日本では山梨ヌーボーが11/3に解禁になりました。
イタリアのノヴェッロは10/30、ドイツのディア・ノイエは11/1、オーストリアのホイリゲは11/11などなど...各地で、新酒は楽しまれているんですね。
そこで今回は、オーストリアの新酒『ホイリゲ』と郷土料理をご紹介します。
シンケンフレッカールとは、シンケン=ハム、フレッカール=四角くて平べったいショートパスタの事。フレッカールは、日本では入手しづらいので、リボン型のショートパスタ・ファルファッレで代用します。
今年は、ボジョレー以外の新酒も楽しんでみてはいかがですか?
合わせるワイン
ホイリゲ / クロスター・ノイブルク
産地:オーストリア
ブドウ品種:ミュラートゥルガウ、グリューナーヴェルトリナー、フル―ロータヴェルトリナー
聖マルティン祭の日(11/11)に解禁されるオーストリアの新酒・ホイリゲは、ウィーンの伝統的ワインです。 1114年に、アウグスティヌス派修道院の中に建てられたクロスター・ノイブルグは、オーストリアで最も古い醸造所の一つです。信者から寄進された108haの畑は国内最大規模を誇っています。2009年、秋篠宮両殿下が訪問したそうです。
材料:1人分
ファルファッレ 120g
ロースハム(スライス) 100g
玉子 1ヶ サワークリーム 90g
生クリーム 100g
ナツメグ 少々
パルミジャーノ(パウダー) 大さじ2
パン粉 大さじ1.5
塩・こしょう 適量
作り方
【1】ファルファッレをアルデンテに茹でる。茹で上がったら、冷水にとり水気を切っておく。ファルファッレを茹でている間に、ハムを1cm角に切っておく。
【2】玉子は卵黄と卵白に分け、それぞれボウルに入れる。卵黄に、サワークリーム・生クリームを入れよく混ぜる。そこに【1】を加え、塩・こしょう・ナツメグで味付けをしてよく混ぜる。
【3】オーブンを180℃にセットして、グラタン皿にバターをぬっておく。卵白のボウルに、塩をひとつまみ入れ、角が立つまで泡立て、そこに【2】を加えざっくりと混ぜる。
【4】【3】をグラタン皿に入れ、上にパルミジャーノとパン粉をちらす。
【5】オーブンで40分程焼いたら、出来上がり。
まとめ
ワインはとてもフレッシュで軽やかです。生き生きとした青リンゴのような爽やかさ、心地よい酸味でとても新酒らしい味わいなので、前菜や軽めの温菜と幅広く料理に合いそうです。
続いてシンケンフレッカール。郷土料理らしくとてもシンプルな味わいです。焼き色のついた表面はパリパリと香ばしく、中はフワフワの卵のソースに、パスタの食感が楽しめます。
サワークリームを使う事によって、酸味が加わり、重たくなりすぎずついつい箸が進んでしまいます。これから増えてくるパーティーにも最適なので、ぜひ作ってみて下さい。