とろけるスライスチーズで作る!スイスの家庭料理ロスティ

みなさん「ロスティ」をご存知ですか?ロスティとは、千切りしたじゃがいもをフライパンに広げ、両面をきつね色に焼いたスイス料理。お芋とチーズは、いろんな国で好まれ、様々な料理になっている組み合わせですね。

ロスティは日本のお好み焼きのような食べ物で、イタリアだとピザみたいな位置づけです。肉料理の付け合わせにも登場するもので、ちょっとおなかがすいたときにぴったりの軽食ですよ。

今回はじゃがいもの代わりに、旬の食材「長いも」でロスティを作ります。

長いもで作るロスティは、カリッとした中にもふんわりとろり絶妙な食感になるんです。

ポイントは長いもをピーラーでうすく削ること。すりおろすよりシャキシャキ感も残って美味しく仕上がりますよ。バターで焼いただけでも美味しいですが、チーズを加えるとさらに美味しく栄養価もUP! 今回は手軽に作れるように「とろけるスライスチーズ」を使いました。

材料:1人分

長いも 正味100g

塩胡椒 各適量

スライスチーズ 1枚

作り方

【1】長いもは皮をむきピーラーで薄く削り、塩胡椒を加えて混ぜ合わせたら、フライパンにチーズを入れる。

【2】チーズの上に【1】の長いもを丸く形を整えてのせる。

【3】チーズがこんがり焼けるまで中火で加熱し、反対側も焼く。

【4】仕上げに黒胡椒をふる。

今回は家庭で簡単に作れるように、「とろけるスライスチーズ」を使いましたが、ロスティには、スイスのチーズ「エメンタール」を使うのがおすすめです。理由は、ミルクの風味が豊かでクセもなく、どんな食材とも相性がいいからです。

エメンタールとは

エメンタールは、牛乳製のハードタイプ。スイスを代表的するチーズで、クリーム色の生地はきめ細かくもっちりと弾力があります。チーズフォンデュに使われるチーズとしても有名で、内部にはチーズアイと呼ばれる大きめの穴が沢山空いています。

アニメに登場する、穴の空いたチーズはエメンタールですよ。この穴は人間が空けるのではなく、熟成中に発生した炭酸ガスが生地に溜まって空洞になるもので、珍しいチーズなのです。

他にもグリュイエール、ラクレットなどを使うのもおすすめ。どれも加熱するとよく伸びるチーズで、焼くことで風味が際立ち香ばしくなります。

まとめ

焼きたてをフライパンのまま食卓に出して、熱々を食べましょう。材料を増やして、フライパンいっぱいに大きく焼くとパーティーにもぴったりです。チーズのおいしさを引き立てるのは、スイスやアルザスのやや甘口の白ワイン。またはすっきりとしたボジョレー・ヌーボーを合わせてみてください。

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料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

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