ワインに合わせて七変化させられる万能おつまみ「肉巻きおにぎり」

イルミネーションが輝き、華やかなイベントが多い12月。ストイックさは似合わない、ワインだって形式など考えず気楽に楽しみたいですね。本日のお料理は、どんなワインにも合わせられる、簡単手軽で見栄えもする「肉巻きおにぎり」の登場です。

俵型に握ったごはんにチーズをいれて、つまみやすいミニサイズで誰もが笑顔になるおにぎり。ちょっとお高い牛肉や豚バラ肉など脂身の多いお肉は、時間がたつと脂浮きしてきて美味しさ半減。ポットラッくやお喋りしながらゆっくり楽しみたいなら、赤身肉やロースを選ぶのがオススメです。

肉巻きおにぎりの一番の魅力は、あわせるタレを変え、ワインに合わせてアレンジできるところ。

例えばスパイス感のある赤ワインなら、味付けは焼肉のタレで。白ワインなら生姜焼きのタレにチェンジ。シソを一緒に巻けばハーブ感のある白ワインにピッタリ。旨みしっかりの赤ワインなら、照り焼きやスキヤキのタレに粉山椒をちょっとだけふってみたり、白ごはんに鰹節を混ぜてみたり。仕上げに飲んでるワインをちょっとだけ入れちゃう!なんてのもいいですね。 ワインに合わせて七変化させられる万能おつまみ。気の合う友達同士で集まっておうちパーティー!でも、みんなどんなワインを持ってくるのかわからない・・・なんて時にも大活躍してくれますよ♪

材料:2人分

[難易度]★★☆

[調理時間]10分

豚肉(ロース薄切り) 4枚

ご飯 150~160g

ベビーチーズ 1個

焼肉のタレ 大さじ2

オリーブオイル 小さじ1

塩コショウ 少々

作り方

【1】ベビーチーズは4等分にカット。ごはんを4等分し、チーズ1切れを包むようにぎゅっぎゅっと強めに握る。豚肉の内側に塩コショウをふり、おにぎりをクルクル巻く。

【2】調理中にほどけてしまわないよう、ぎゅっぎゅっと更に強めに握り、小さな肉巻きおにぎりを4個作る。

【3】フライパンにオリーブオイルを加えて中火で熱し、【2】の巻き終わりを下にして並べる。時々転がしながら、全体こんがり色づくまで焼く。

【4】焼肉のタレを加え、転がしながら煮絡めて仕上げる。

ご飯にゴマや梅などアレコレ混ぜる足し算料理は、ワインの種類によって合う合わないが出てしまうこともありますのでご注意を。

合わせるワイン

『La Passion Grenache(ラ・パッション・グルナッシュ)』

[分類] 赤

[生産] フランス

[品種] グルナッシュ100%

開けた瞬間はビックリするほどスパイシーですが、ちょっと時間をおくとジャムのような甘みが出てきます。お肉のしっかりした旨味と対等に張り合える力強いコク。グルナッシュに潜んだフルーツ&スパイス感が、焼肉のタレの味わいとほどよく調和。お口の中で上品な味付けをしてくれます。

「情熱」という名に似合わない、ゆるーいキャラクターが可愛らしいエチケット。実はこれ、毎年同じキャラの違うバージョンに変わります。一度それぞれの年のボトルを並べてみたいなぁっていうのは、私の密か野望です。

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埼玉県熊谷市出身。両親在住のスペインにてスペイン料理を学ぶ。専門はスペイン料理、ワインにあわせたマリアージュ提案。著書「フライパンひとつで作る絶品パエリア」「5分でできた!」シリーズ全7冊「2ステップレシピ」他。

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