2016年1月のワイン飯レシピは、家ワインのコラムでもお馴染み、下北沢のカジュアルフレンチレストラン「KITCHEN CLOWN」さんにお願いしました。
「KITCHEN CLOWN」さんは夫婦で営むカジュアルフレンチ。フレンチがメインですが、シェフの地元である新潟県・能生漁港から直送させる鮮魚や こだわりの旬の食材も楽しむことができます。
コラムでは「KITCHEN CLOWN」さんのメニューを自宅で簡単に作れるように改良して紹介していますが、ワイン飯では完全オリジナル…今回はどんなレシピが生まれるんでしょう。
1月にお届けする「モンテプルチャーノ・ダブルッツォ リパロッソ」は、チェリー、ナツメグのような軽いスパイス、スミレが香ります。口当たりもよい渋味と程よい酸が印象的で、非常に飲みやすいワインです。
そんな赤ワインに合わせて開発されたレシピが「菜の花入り鶏ももロール」です。トマトソースを使うんですが、紫貴さんのテイスティングコメントにも「酸のボリュームを抑える」と書かれているように、酸を抑えるためにトマトソースを作る時に白ワインを使います。
料理で赤ワインを使うと酸味が強くなりすぎるので、敢えて白ワインを酸を抑えて、ワインと寄り添わせます。また、菜の花って春のイメージでしたが、旬な時期は12月下旬~3月頃までなんですね。素材も季節にぴったりのモノを選んでいただきました。
材料:2人分
鶏もも肉 1枚
にんにく 1片菜の花 4本
トマト 1個
白ワイン 90cc
セージ 5枚
ローズマリー 1枝
塩・こしょう 適量
オリーブオイル 適量
作り方
【1】にんにくはみじん切りにする。菜の花は塩茹でして水気を切っておく。トマトは湯むきをして種を取り、1cm角に切る。
【2】鶏ももは厚さをそろえるように切り開き、筋切りをする。両面に塩・こしょうをふり、内側ににんにく、ローズマリー、セージをちらす。肉の手前に菜の花をのせ、肉を手前から巻き、タコ糸で縛る。
【3】フライパンにオリーブオイルをひいて強火で熱し、肉を入れ、全体に焼き色を付ける。焼き色が付いたら肉を取り出してアルミホイルで包み、200℃に予熱したオーブンで10~15分焼く。
【4】【3】のフライパンの余分な油を捨て、白ワインを入れて煮つめる。水分がほぼ無くなったら、トマトを加えさらに煮詰める。
【5】【3】の肉が焼きあがったら取り出し、残った肉汁を【4】に加えて混ぜる。塩・こしょうで味を整え、ソースにする。
【6】鶏肉のタコ糸を外し、1cm幅に切り、皿に盛る。つけ合わせはサラダや温野菜などお好みで。
いかがですか?
ワインが柔らかく口あたりが良いので、ボリュームある鶏肉でも相性は文句なし!柔らかでムチッとした食感で、鶏肉の脂が溶けたトマトソースは旨味がたっぷりです。まさに「お手本」と呼びに相応しい組み合わせなので、ぜひ作ってみて下さい。
それでは赤ワイン「モンテプルチャーノ・ダブルッツォ リパロッソ」と一緒に幸せな時間を楽しんでください。