季節とワインに合わせて飾るテーブルフラワーの選び方(後編)

はじめに

ワインとお花は、華やかに調和してくれます。

前編では「春~夏」にかけての、テーブルフラワーのコーディネートについてご紹介しましたが、今回は「夏~冬」にかけてのお花のあるテーブルをご提案をしていきます。

夏~冬

真夏のお花といえば、一番に思い浮かぶのが、ひまわりではないでしょうか。青い空と太陽がとてもよく似合い、明るいテーブルが出来上がります。そして、日差しが注ぎ汗ばむお部屋でのスパークリングワインとの相性...ひまわりと泡立つフルートグラスのコラボは、視覚的にも夏らしさをたっぷり味わえるかと思います。 紅葉の美しい秋には、黒ブドウを思わせるカシス色の実を飾ってみるのもいいかもしれません。花瓶も黒にしてみると色合いがきれいです。

飲みたくなるのはやはり赤ワインですね。タンニンのしっかりしたカベルネ・ソーヴィニヨンや可愛らしくも味わい深いピノ・ノワール、果実味たっぷりのふくよかなメルロー。イタリアワインにニューワールドのワイン。赤ワインであればなんでもこいの秋です。 冬のイベントといえば、クリスマス。深紅のバラだけで飾ってみました。真っ赤な赤いバラというのは、なぜか女心をくすぐります。ほかのお花では、決して代わりはできない独特の魅力があります。

そんなお花を飾ったテーブルに似合うのは、シャンパンやスパークリングワインでしょうか。

ただし、有名なワインでもそうでなくても、価格が高くても安くても、ワイン評論家の点数が高くても低くても関係ありません。その人の大好きなワイン、思い出深いワインが最高のワインなので、そういった1本を選ぶと良いでしょう。

終わりに

2回にわけて、季節に合わせたお花のテーブルをご紹介してまいりました。

手の込んだフラワーアレンジメントやブリザーブドフラワーもきれいですが、お花屋さんで偶然見つけた好きなお花を花瓶にばさっと活けてみるのも、とても素敵です!

ワイン片手にお花を愛で、おつまみをつまむ・・・機会があれば、こんな贅沢なひとときをぜひお過ごしくださいね。

国際線CA時代にJSAソムリエ資格を取得。その後、育児の傍らアカデミー・デュ・バンに1年間通い、現在は兵庫県の自宅にて少人数でのワイン教室を主宰しています。 美味しいものとワインがあれば幸せ。そして、ワインは人と人をつなぐ魔法。ワインを少し知るだけで、ワインライフはもっと楽しくなるはずです!

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