2016年2月のワイン飯レシピは、家ワインのコラムでもお馴染み、料理研究家・三谷良子さんにお願いしました。
三谷良子さんはワインエキスパート、チーズプロフェッショナルを取得しているので、ワインのみならず、チーズの起源やそれに付随する歴史や、ワインとのマリアージュについても深く学んでいます。家ワインのコラムでは、自宅で簡単に作れる簡単おつまみや、市販のチーズを使った簡単レシピを紹介していますが、ワイン飯では、完全オリジナルレシピを開発していただきました。
今回、どのようなレシピが生まれるんでしょう。
2月にお届けする「アヤマ シュナンブラン」は、すっきりとした果実味を感じ、辛口で、キリリとした酸、軽やかな飲み口の透明感溢れるワインです。
そんな白ワインにぴったりのレシピが「アップルポークロールのクリーム煮」。ワインのふくよかな優しい甘みに、りんごで果実の香りを寄り添わせてみました。
材料:4人分
豚肩肉かたまり 400g
りんご 1/4個
玉ねぎ 1個
キャベツ 2枚
ローリエ 1枚
牛乳 200ml
生クリーム 50ml
生姜すりおろし 小さじ1/2
練りごま(白) 小さじ1
ガーリックパウダー 適量
塩・胡椒 適量
クレソン 適量
【下準備】
・豚肉は1cm厚になるように渦巻き状に切込みを入れ、平らに広げる。
・りんごは薄いいちょう切りにする。玉ねぎは大きめの角切りに、キャベツはざく切りにする。
作り方
【1】広げた豚肉に塩胡椒をふってなじませる。りんごをのせてロール状に丸めて元の形に戻し、たこ糸を巻く。
【2】鍋に玉ねぎ、キャベツ、ガーリックパウダー、生姜、牛乳を入れて火にかけ、沸騰させる。
【3】【2】に豚肉とローリエを入れて蓋をし、再び沸騰させた後、鍋ごと170℃のオーブンで45分加熱する。※オーブンを使わない場合は、弱火で45分じっくり煮込む。
【4】肉を取り出してアルミホイルで包み、保温しておく。
【5】ローリエを取り出し、撹拌してピュレ状にする。生クリームと練りごまを加えて煮詰め、塩胡椒してソースに仕上げる。
【6】肉を1㎝ほどの輪切りにし、器にソースを敷いて乗せる。クレソンを添える。
豚肉を使った料理だと赤ワインに合わせたくなりますが、りんごを使うことで白ワインの果実味と寄り添い、爽やかで軽やかな味わいに。また、野菜をふんだんにつかったホワイトソースとの絡みが絶妙です。
今回は豚肩肉を使用しましたが、肩肉を使うと柔らかく旨味がしっかりと出ます。また、豚モモ肉だとさっぱりな仕上がりになるので、お好みで使用する肉を選んでみてください。
2月は「アヤマ シュナンブラン」と一緒に素敵なバレンタインをお過ごしください。