この度「家ワイン」ライターに仲間入りしました料理研究家の太田ゆりこです。ワインの情報と共に野菜ソムリエとして野菜・果物の魅力もお伝えしたいと思っています。 どうぞよろしくお願いします。
今回はカブを使ったワインに合うお料理をご紹介します。
カブの豆知識
1年を通して見かけるカブは11月~今頃が最も多く出回ります。特に寒い時期は甘みが増してとても美味しくなります。
カブはアブラナ科アブラナ属で白菜やキャベツなどの仲間です。「春の七草」の一つに「すずな」がありますがカブの別名であることはご存知ですか? いつも食べている根の白い部分は消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれているので胃もたれや二日酔いの時にも積極的に食べたいですね。また、葉の部分は緑黄色野菜なのでβカロテンやビタミンCもたっぷりです。新鮮なものは葉も食べると栄養をチャージできますよ。
材料
材料(2人分)
カブ 中サイズ 2個
白ワイン 小さじ1
クリームチーズkiri (18g) 3個
しゃぶしゃぶ用ゴマだれ 大さじ1.5
レモンの皮 少量
塩 適量
ホワイトペッパー 適量
ディル 少量(なくてもよい)
作り方
【1】カブはきれいに洗い小さな角切りにし、シリコンスチーマーなどに入れてレンジで加熱する。(目安は500Wで3分くらい)その後キッチンペーパーでしっかりと水気を切っておく。
【2】室温に戻したクリームチーズ、白ワイン、ゴマだれを練り合わせ、【1】のカブと和えて塩・ホワイトペッパーで味をととのえる。
【3】レモンの皮とディルを飾って出来上り。
今回はお料理の色と味に合わせて白ワインを選びました。
合わせたワイン
BOURGOGNE BLANC LES SETILLES 2013 OLIVIER LEFLAIVE
生産国:フランス・ブルゴーニュ地方
品種:シャルドネ100%
レ・セティーユはブルゴーニュの名門の一つ「ドメーヌ オリヴィエ ルフレーヴ」が手掛けるワインです。
AOC(原産地呼称)はブルゴーニュですがムルソーとピュリニー・モンラッシェの60区画の平均樹齢49年のぶどうで醸造されています。
外観の印象は澄んだ輝きのあるイエロー、香りはレモンピール、桃のようなフルーティーさ、ローストアーモンドの香ばしさ、ピュリニー・モンラッシェ特有の爽やかな酸や華やかな白い花のアロマが感じられ、ムルソーらしい上品なミネラル感もあります。 上級ワインのような優美さも素敵でした。
カブの食感やクリームチーズのまろやかさとゴマだれのコクがワインにぴったりと合って美味しかったです。 皆さまもぜひ作ってみてくださいね。