今日はフランス家庭料理の定番、ジャガイモを使ったお料理「アシ・パルマンティエ」をご紹介させて頂きます。
日本では「アッシェ パルマンティエ」と呼ばれることが多いと思いますが、正式な名称は「アシ・パルマンティエ」といい、マッシュしたジャガイモと挽肉を重ね合わせオーブンで焼いたお料理で、ジャガイモの優しい甘さが挽肉の旨味を包み込むほっとする味わいです。
フランスの家庭料理として作られるのはもちろん、スーパーなどのお惣菜売り場でも必ず見かける、フランス人にとってとても馴染みのあるお料理です。
簡単に出来るので是非作ってみてくださいね。
材料:2~3人分
(フィリング)
合い挽き肉 200g
玉葱 1個
ニンニク 1片
コンソメ 1個
赤ワイン 40ml
トマトペースト 18g
ケチャップ 大さじ1
砂糖 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
塩胡椒 少々
(マッシュポテト)
ジャガイモ 5個(小さめ)
牛乳 80ml
バター 20g
作り方
【1】ニンニクと玉葱をみじん切りにする。
【2】フライパンにオリーブオイルをひき、ニンニク、玉葱、挽肉の順で炒める。
【3】トマトペースト、ケチャップ、赤ワイン、コンソメ、砂糖を入れ味付けしていく。
【4】ジャガイモは皮をむき4等分したものを耐熱皿に乗せ電子レンジで加熱する。その後フォークでつぶしておく。
【5】つぶしたジャガイモにバター、牛乳を入れマッシュポテトにする。
【6】耐熱皿にマッシュポテトを敷き詰め、挽肉、マッシュポテトの順で重ね最後に粉チーズをふりかけ200℃のオーブンで20分焼きできあがり。
合わせるワイン
今回ワインはフランス・ロワール地方のシノンを合わせました。
フランボワーズやイチゴなどの赤果実のアロマが香るフルーティーな味わいと、軽やかなタンニンが心地よく、強すぎない主張で家庭料理との相性もぴったりです。
おわりに
この料理名にもなっている“パルマンティエ”とは、フランスの農学者の名前でかつてフランスではジャガイモはあまり食用される物ではなかったそうです。
そこで、ジャガイモの普及に尽力された農学者アントワーヌ・オーギュスタン・パルマンティエの名前からジャガイモ料理にパルマンティエの名がつけられているそうです。
子供から大人まで万人うけするお料理なので、家族で楽しむホームパーティーの一皿にいかがでしょうか。