【値段別】赤のスパークリング5選!コクと爽快感を兼ね備えた欲張りワインの美味しい飲み方

クリスマスが近いこの時期、既にシャンパンや多くのスパークリングワインが食卓を盛り上げているようですね。グラスの中で小さな星のような泡が弾け、豊潤な香りとクリーミィな喉越しがうっとりとしたひとときを演出してくれる。そんな素敵なワインは、白やロゼであることが多いのではないでしょうか?

シャンパンは法律で白かロゼしかつくることができないとされていますが、世界中には真っ赤な宝石のように煌めくスパークリングワインがたくさん生産されていて近年人気を博しています。今回はその中でも、厳選した5本の赤いスパークリングワインを紹介したいと思います。

赤のスパークリングワインとは?

赤のスパークリングワインは、その名の通り「発泡性の赤ワイン」。赤ワインですが、発泡性であるために軽快な飲み口が特徴的なので、赤いワインが苦手な人やワイン初心者にもオススメです。

スパークリングワインの爽快感に赤ワインの飲みごたえを持ち合わせ、コクがあるのに飲み疲れしないのが魅力の非常に人気なスパークリングワインです。

また赤のスパークリングは、ランブルスコや赤泡と言われたりします。ランブルスコはイタリアの一部地域の土着品種で造られる天然発泡性ワインで、“ランブルスコ種”のブドウを使って造られています。黒ブドウなので赤ワインとロゼワインが造られることが多いのですが、白ワインもあります。

今回はランブルスコ含む、美味しくてコストパフォーマンスの高い赤泡を5本ご紹介したいと思います。

【ランブルスコの詳しい記事はこちら】

イタリアが誇る赤いスパークリングワイン「ランブルスコ」ってどんなワイン?

http://iewine.jp/article/1404

価格帯別おすすめ!赤のスパークリング

1,000円台のオススメ赤泡

Cavicchioli Lambrusco Rosso Dolce (カビッキオーリ・ランブルスコ・ロッソ・ドルチェ)

イタリアでランブルスコのNO.1だと言われている造り手の甘口ランブルスコです。美しい澄んだルビー色のワインで、イチゴやベリー系の優しい味わいが特徴的です。生ハムなどの肉類にぴったりで、しっかりと5℃ほどに冷やしたら飲み口がすっきりとして心地よい甘さを感じることができますよ。

カビッキオーリ
ランブルスコ ロッソ ドルチェ カビッキオーリ NV 甘口微発泡赤 750ml
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Patritti premium Shiraz(パトリッティ・プレミアム・シラーズ・スパークリング)

オーストラリア産のスパイシーで上品な甘みを持つシラーズ100%で造られた、赤のスパークリングワインです。よく晴れた冬の日に飲んだら、その日1日が楽しくなってしまう─そんなワインです。すみれやラズベリーの香りがあり、辛口でスイスイと飲めてしまいますが、アルコール度数が13度と高めなので、スパイスが入ったチーズなどの前菜と合わせながらゆっくりとお楽しみくださいね。

2,000円台のオススメ赤泡

Henry Fessy Rouge Bubbles Nouveau(アンリ・フェッシ・ルージュ・バブルス・ヌーボー 2017)

ボジョレー・ヌーボーとして市場を賑わせた新酒のスパークリングワインです。

「え、ボジョレー・ヌーボーにスパークリングワインってあったの?」と思った人も多いはず。実はこのワインは、AOP(原産地呼称でトップカテゴリのワイン)ではありません。しかし、しっかりとした品質でワインをつくる老舗の生産者のアンリ・フェッシが手がけた逸品。

軽快なガメイが泡となり、イチゴキャンディーや干し草のような優しい香りがするやや甘口に仕上がっています。アルコール度数も7%~8%と低めなので女性にも飲みやすいはず。8℃くらいに冷やしてお楽しみくださいね。

アサヒビール
【受賞歴多数ワイナリー】アンリ・フェッシ・ルージュバブルス・ヌーボー 2017 750ml[ボジョレーヌーボー2017]
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Brachetto d'Acqui - Braida(ブライダ・ブラケット・ダックイ)

イタリアの北部・ピエモンテ州でつくられるDOCG(保証つき統制原産地呼称)の赤い甘口のスパークリングワインです。アルコール度数が5.5度と低いために、デザート感覚で飲めてしまいます。

イチゴの優しい香りや熟れた赤い果実、バラの香りがあり、干しぶどうなどの甘い果実と一緒に食後酒としてお楽しみいただけるワインです。

5,000円台のオススメ赤泡

2016 Sunday Japon 324 長野メルロー スパークリング 

少しお高いこのワインは、長野県でつくられたメルローを原料としています。それゆえに、濃厚でエッジの効いた風味はリッチな気分にさせてくれます。辛口で何層にもなった香りの中に見え隠れするのはラズベリーなどの果実に加え、ローズマリーのかすかなハーブ。一部、新樽でも熟成を行うというこだわりが柔らかい風味となって味に反映されており、開けた瞬間にふわっと香る樽香に驚くはずです。

8度くらいで開けて、13度くらいまでゆっくりと温度を上げて変化していく様子を楽しんでみてくださいね。

ワイン館ビバヴィーノ
Sunday Japon 324 ミツヨ 長野メルロースパークリング 2016 720ml スパークリングワイン 赤 辛口 サンデージャポン
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まとめ

赤いスパークリングワインの魅力は、何といっても見た目のキュートさに加えてベリー系のかわいらしい味わいが口の中に広がる楽しさです。

軽い肉料理に合わせたり、デザートワインとして食後に飲んだりするなど楽しみ方も千差万別。今年のクリスマスはどんなワインにしよう……と悩んでいる人は、ぜひ一度、今回おすすめしたワインをチェックしてみてくださいね。

【参考ゔぁんろぐ:2017ボジョレー・ヌーボーは泡を飲め!

http://vinvinvinvinvin.com/2017/11/16/beaujolais2017-2/

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お酒と書籍をこよなく愛すワイン好きなライターです。ワインの魅力にとりつかれ、知識を深め、ワインエキスパートの資格を取得。「ワイン=敷居が高い」という既成概念を壊していきつつ、一緒にワインの楽しさを探っていきましょう。

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