はじめに
近年健康ブームが続いていることもあって、日本国内でもワインの消費量が増加傾向にあります。
ワインはシーンを選ばずにどこでも飲めること、また時間を忘れて楽しめることからプライベートの息抜きとしても注目を集めていますが、健康にどれほどいいと言われていてもアルコールである以上、気になるのはそのカロリー数ですよね。
そこで今回はワインのカロリーや、ワインと合わせるおつまみや料理と健康についてにご紹介していきましょう。
ワインは意外にも低カロリー?
日本人が最も好むお酒と言えばやはりビールだと思いますが、ビールの場合100mlあたりのカロリー数は約40キロカロリーと言われています。
また焼酎の場合ですと約160キロカロリー、日本酒は約100キロカロリーとなっています。では、ワインはどの位のカロリー数になるのかと言いますと、赤ワイン、白ワイン、ロゼなど全て含めて100ml、平均75キロカロリーとなっています。
こうして比較してみる限りではワインのカロリー数値はビールよりも多いという結果になりますが、実はここに意外な事実が隠されているのです。
お酒のカロリーは吸収されない?
お酒は飲んだ分だけ体内に吸収されてしまうと思われがちですが、お酒から摂取するカロリーはエンプティカロリーと言って、栄養素がほとんど含まれておらず、このほとんどが体内に蓄積されずに肝臓で分解されて排出されます。
つまり、体内に吸収されるのは脂質や糖分といった栄養分であるため、多少アルコール度数の高いワインを飲んだり、普段よりもカロリー数がオーバーしたとしてもそこまで過敏になる必要性はありません。
ワインを飲んで太らないためには
では、なぜアルコールを飲む機会が増えると太りやすくなってしまうのでしょうか?それは、アルコールと共に嗜む高カロリーな食事が原因であると言えます。
特にワインを飲む際には、塩分を多く含んだものや油分の多い高カロリーな食事を好んでしまう傾向にありますので、これを気が付かない間に食べ続けてしまうとカロリーオーバーにも繋がっていくので気を付けて下さい。
また、「アルコールはエンプティカロリーなので太らない」と説明しましたが、たとえ体重が増えなくても、内臓脂肪型の肥満の原因となります。こっちの方が問題が大きそうですよね。
そこで、肝臓にも優しいワイン+料理の取り方は、必ずメインでたんぱく質を取る事です。アルコールを肝臓で分解する際にはたんぱく質が必須なので、ワインに合わせる料理には、たんぱく質が豊富なものを選びましょう。
他にも、ビタミン類、亜鉛も肝臓の働きを助けると言われています。ちなみにキッチンクラウンさんのコラムで紹介されていた「砂肝と新じゃがのスパイシー炒め」は亜鉛たっぷりですよ。 高カロリーな食事の過剰な摂取は避けて、肝臓に必要な栄養素を取る。特にたんぱく質...ということは、結局はバランスが大事という事です。
おわりに
いかがでしたか?
お酒も食事も適量が大事です。自分の適量を知って、ワインライフを楽しんで下さい。あと、お酒を飲む際は、たんぱく質を忘れずに!