日差しが強くなるにつれ、爽やかなでフレッシュな辛口白ワインが美味しく感じますよね。
今回は、白ワイン品種「アルバリーニョ」をご紹介します。スペイン原産のアルバリーニョは、最近では日本でも生産されるようになったほど、実はじわじわと人気が高まっています。食事にも合いやすい白ワインなので、夕方のアペリティフにも、夕食のひと時にもお薦めです。今飲みたいアルバリーニョと、それに合う夏のおつまみをぜひお試しください。
もくじ
アルバリーニョ(Albariño)とは
アルバリーニョは、スペイン北西部ガリシア州の大西洋に面したリアス・バイシャス地方で栽培される、白ワイン用ブドウ品種です。隣国のポルトガルでも栽培されています。
海沿いに多く栽培される品種で、高温多雨な地域でも果皮の厚さから湿度に強く、高品質なワインが出来ると言われています。この品種の特性を活かし、日本の新潟県をはじめとして、富山県・大分県などで栽培実験をする生産者が多く存在しています。
柑橘系の爽やかな香りの中に、海からのヨード香(海藻・磯など)や、ハッキリした酸味に、やや塩気を感じるようなミネラリーな味わいが特徴的です。中には、樽熟成をさせたふくよかなタイプや、熟成を伴い芳醇なナッツのようなアロマのアルバリーニョなど、様々なスタイルで生産されています。
アルバリーニョは、その特有のフレッシュな味わいから魚料理にも合いやすく、「海のワイン」とも言われ、料理に合わせやすい白ワインとして人気があります。フレッシュフルーティーな味わいは飲み手を選ばず、夏に飲みたい白ワイン品種として、汗ばむような暑さの今の時期にピッタリなんですよ。
おすすめアルバリーニョ ワイン3選
ボデガス・ラ・カーニャ ラ・カーニャ
ボデガス・ラ・カーニャ ラ・カーニャ[2016]750ml
Amazonで見るWS誌トップバリューワイン2016選出の高品質な辛口白アルバリーニョです。
ホルフェ・オルドネスは、アルバリーニョを輸出した先駆者として名を馳せています。フラワリーな白い花の香りや、爽やかで心地の良い苦みのあるグレープフルーツ、甘やかな洋梨や白桃などの豊かな香りを楽しめます。
ラガール・デ・コスタ アルバリーニョ(リアス・バイシャス)
ラガール・デ・コスタ アルバリーニョ(リアス・バイシャス) 2016
Amazonで見るアルバリーニョで有名なスペインのリアス・バイシャスのワインで、国際ワインコンクールでも受賞している高品質な白ワインです。
華やかな花や柑橘類の香りに、はちみつのような甘さを感じる優しい香り。まろやかな口当たりは、納得の高評価です。
安心院ワイン アルバリーニョ
安心院ワイン アルバリーニョ/720ml 【国産白ワイン 辛口】
Amazonで見る高温多湿の日本に合うアルバリーニョからは、たくさんの高品質なワインが造られています。
白桃の香りや、日本らしい和の柑橘類の様な柔らかさを感じます。口に含むと酸味も豊かにもあり、お料理を引き立てます。
【合わせるレシピ】夏野菜と鱈の甘酢漬け
今の季節にぴったりなアルバリーニョに合わせ、夏野菜をたっぷりと摂れる料理はいかがでしょうか。魚料理との相性が良いアルバリーニョに、爽やかなハーブの香りを合わせて。作り置きできるので、キンと冷やして召し上がれ。
材料:2~3人分
パプリカ(黄・赤)…各1個
ピーマン…1個
赤玉ねぎ…1/4個
鱈…3切れ
塩…少々
片栗粉…適量
フレッシュディル…2本
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白ワインビネガー…大さじ3
レモン汁…大さじ1
オリーブオイル…大さじ1
砂糖…大さじ1と1/2
塩…小さじ1/2
作り方
【1】パプリカ・ピーマン・赤玉ねぎは、全て薄くスライスします。
【2】鱈は食べやすい大きさに切り、塩少々をし5分ほど置きます。水分をキッチンペーパーで拭き取り、片栗粉を薄く付けます。
【3】【2】を170度で3~4分揚げます。(身がバラバラにならないように、あまり触らないように揚げます。)
【4】Aを小鍋に入れ、一度沸騰させて火を止めます。
【5】バットに野菜・鱈を入れ、上から【4】をかけます。全体を和え、フレッシュディルをちぎり入れます。粗熱が取れたら、冷蔵庫で3時間ほど冷やします。
今の季節飲みたい白ワイン品種「アルバリーニョ」。原産地で造られるアルバリーニョと、日本で造られた物を飲み比べることも、ワインのひとつの楽しみ方です。フレッシュでミネラリーな味わいは、この夏リピート間違いなしです。さっぱりとした甘酢漬けと合わせて、ぜひお試しください。