はじめに
レストラン、結婚披露宴で苦手意識を持ってしまうのがテーブルマナーです。フォークやナイフが何本も並んでいて、どこから使っていいの分からないし、マナーばかりが気になって食事を楽しめないという意見も聞きます。
しかし、食事を楽しむために大事な要素ですし、大人の振る舞いとして、身につけておきたいですね。テーブルマナーは基本を抑えておけば問題ありません。基本的なところは下記のコラムで紹介しているので、こちらも併せて読んでみて下さいね。
ちなみに、この写真のフォークとナイフの位置も...変ですよね。
・大人女子必見!レストランで気を付ける服装マナー【ディナー編】
さて、基本的な部分はこれまでも何度か紹介しているので、今回は、意外とやってしまっているテーブルマナーNGを3つご紹介します。
1. 器を持ち上げる
器を持ち上げて食事をするのは、日本以外の多くの国ではマナー違反となります。和食と洋食で違いがあるため、しっかりと理解しておきましょう。
また、韓国や中国に関しても、器をもって食べる習慣はなく、中華スープなどもレンゲを使って、口元まで運ぶのがマナーとなっています。同じアジア諸国だからと言って、器をもってもOKというわけではありません。あくまでも器をもっていいのは和食だけなのです。
※もちろん和食にも持つ器と持たない器があるわけですが...。
2. ナイフを外側に向ける
食事の休みや終了を表す時は、ナイフとフォークをハの字や時計の4時の位置に揃えますが、ナイフの刃は必ず内側にしましょう。刃をを外側、つまりは人様に向けるのはとても失礼なことです。
これが意外と多いんです。マナーを知らずにナイフを置くと、刃を外側に向けた方が置きやすいので、意識して内側に向けるように心がけて下さい。
ちなにに食事の休みのサインは、フォークの背を上向きにするのが正式だそうです。
3. ナプキンをテーブルの上に置く
まず、ナプキンはたたまない事がポイントです。また、使用中のナプキンをテーブルに置くのは食事中の人に大変失礼です。
中座の際は、ナプキンをクシャっとさせて、椅子の上に置いて下さい。また、食事を終えて帰る際は、テーブルの上にたたまずに置いても構いません。
おわりに
いかがでしたか? 特にナイフを外側に向けるという行為は、意外とやってしまっている方が多いと思います。こればかりは意識してナイフを置かなければ、自然と外側に向いてしまうので、ここだけは気を付けて下さいね。
テーブルマナーは世界共通のコミュニケーションでもあります。特に外国の方と食事をする際はいつも以上に気をつけるようにしましょう。