お料理レシピに書かれている「ワイン」って、どんなワインを選べば良いの?品種は?値段は?保存方法は?赤ワインと白ワインの使い分けは?料理用ワインにまつわる疑問にお答えしましょう。
料理用ワインの選び方は、とても簡単。徹底的にこだわりたい!ということでもない限り、基本的には「何でも」OKです。スーパーやコンビニで購入できるお安いワインで十分、前日の飲み残しでも全く問題ありません。甘口のワイン、酢のように酸化してしまったワインは、料理の味を変えてしまうので避けましょう。
「料理用」と表記されているワインは、ワインの酸度や糖酸を調整したもの。魚の臭み消し、お肉を柔らかくするなど、料理への使用も考慮されて作られた商品です。飲用より安く手に入りますが、飲み残しワインがあるなら、料理用にわざわざ買う必要はありません。
保存方法は?
料理用ワインの保存は、温度や湿度など、飲用のように気を使う必要はありません。ボトルにワインが残っている状態で、ラップで蓋をして保管します。スクリューキャップのボトルは、保存用にもとっても便利。日の当たらない場所か、できれば冷蔵庫で保存します。
数種類のワインが残っている場合、それぞれのボトルで保存するのは大変。1本のボトルに混ぜてしまっても問題ありません。ボトルの中身が少なくなると、ワインの酸化も進みやすくなります。長く美味しく保存したい場合は、小さめのペットボトルに移し替えるのもオススメです。
とにかく便利!ボックスワイン
料理用として、時には飲用として、私が愛用しているのがボックスワインです。一般的なワインボトル4本分が入って、お値段は2000円前後とリーズナブル。付属された蛇口から飲みたい分だけ出すことができ、中身は真空になる構造になっています。寝かせても漏れ出す心配がないので、冷蔵庫にストックしても邪魔になりません。
チリ、アメリカ、イタリア、スペインとバリエーションも豊富。ワインを飲みながら、そのワインで料理を作る、お家ならではの楽しみ方もお手の物です。
赤ワインと白ワインの使い分け
魚料理には白、肉料理には赤、などとワイン選びを例えたりしますが、料理に使うワインもこれと同じ。どのワインを使うか迷ったら、その料理と一緒に飲みたいワインを選ぶとうまくいきます。具体的に見てみましょう。
【参考記事一覧】
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魚の臭み消しなど料理の下ごしらえや香りづけ、色をつけたくない料理には白ワイン。お肉の煮込みやコクのあるソースには赤ワイン。スパークリングワインやロゼワインも、辛口の物であれば白ワインと同じように使えます。
料理用ワインがどうしてもない緊急時、代用するなら料理酒が良いでしょう。料理酒には塩が入っているので、使用量は控えめに。白ワインの代用ならレモンやビネガーで酸味をプラス、赤ワインの代用ならスパイスやチョコレート、コーヒーなどで赤ワインの要素をプラスしてみてください。